イベントが多すぎて消化不良だった昨日から日が変わり、アマゾンやアップルが決算発表後の時間外取引で大きく上昇していること、154円台の円安になっていることも合わせまして、日経平均+2.1%、TOPIX+0.9%とスッキリ上昇しました。

 

今日引け後決算の前に昨日ストップ高していたレーザーテックが売買代金1位で-0.6%と下げましたが、アドバンテスト+3.9%、ソフトバンクG+2.9%、フジクラ+1.8%が商いを伴って依然強く、ここら辺のリーダー株が崩れない限りはまだまだ上方向で行けそうですね。

 

決算ものでは、良かった村田が+11.9%、日立が+7.2%と買われ、悪かった日産が-4.1%、オリエンタルランドが-10.0%と売られました。

日立はAI関連事業が良かったようですが、幅広く社会インフラを支えているこの会社は、もっと評価されるべきであり、株価はまだまだアップサイドがあるとみています。

 

グロース250指数も+1.0%と上げてTOPIXのパフォーマンスを若干上回り、中小型株は今日も悪くなかったです。

指数が700を固めてくれているのはありがたいですね。

 

ただ、東証グロース市場の売買代金は1,000億円割れの923億円と、今年最低水準でした。

昨日はTOPIXリバランストレードもあり10兆円を超えた東証プライム市場の売買代金は、今日も8.5兆円と今年の平均4.9兆円を大きく上回る大商いとなっています。

 

何しろ超大型株が簡単に10%動くようなマーケットになっていますので、大型株優位な展開はしょうがないところです。

決算発表後に大商い、大幅上昇をする大型株が目立っておりますので、逆に決算発表シーズンが終われば、中小型株にもっと資金循環がやってくるでしょう。

 

決算発表件数のピークは11/14ですが、ピークの前に同業他社の決算をみて決算発表前の銘柄も動きますので、大型株の株価の動きとしてのピークは11/7前後かなとみています。

あと1週間、中小型株の今年最後のラリーを待ちましょう。

 

今週もお疲れさまでした。

良い3連休を。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]