日経平均-0.9%、TOPIX-1.1%と反落しました。

週明けは、材料が二つ重なりました。

ひとつは日米協調介入です。7月31日に日米が協調介入を実施していたことが3日に公表され、片山さつき財務相は談話で「さらなる協調介入を実施することも躊躇しない」と表明しました。円は朝方に一時155円台前半まで急伸し、現在は156円台半ば。

もうひとつはイラン情勢です。トランプ大統領がイランとの協議再開を表明し、強硬姿勢はまたしても引っ込んだ格好となりました。ブレント原油は-5.4%、一時は7%安まで売られました。

 

ただ、色々あった割に、結局のところ中身は基本的に金曜日に上げ過ぎた半導体関連の調整だったと見ています。

下に引っ張ったのは韓国です。KOSPIが-5.1%、サムスン電子が-9.8%、SKハイニックスが-11.5%と急落しており、この弱さに引かれる展開は今日も免れませんでした。

 

東証プライムの売買代金は11.8兆円で+16.6%と膨らみました。キオクシアの売買代金が3.4兆円と決算発表後に売買代金が戻ってきたことが大きく、割り引く必要もありますが、悪くはなかったです。

そのキオクシアは、先週金曜日の引け後に決算を発表してPTSで上下に大きく振れていました。今日も高値51,990円、安値44,370円と値幅17.2%の乱高下でしたが、+5.7%としっかりプラスで終えたのは非常に良かったと思います。

 

半導体は、韓国勢があれだけ下げてもなお上げる銘柄が並び、ルネサスエレクトロニクス+13.5%、レーザーテックが+7.9%、KOKUSAI ELECTRIC+4.9%、ディスコ+3.5%、SUMCO+3.0%、フジクラ+2.8%。

その裏でアドバンテスト-3.3%、村田製作所-3.4%、太陽誘電-3.0%、イビデン-6.7%。金曜に大きく上げた分の調整が出た銘柄と、それでも買われた銘柄に、きれいに分かれた格好です。

 

決算発表系では、ファナックが-14.3%、三菱電機が-6.4%と厳しい反応だった半面、カシオ計算機は+22.7%、セリアは+9.0%と明暗が分かれています。

TDKは+2.8%で終えていますが、始値が前週末比+9.0%だったところから引けにかけて-5.7%と、いわゆる寄り天でした。

 

業種別では33業種のうち上昇は5つだけ。円高が直撃した輸送用機器が-3.3%でトヨタ自動車が-3.4%、原油安を受けた鉱業-2.7%、石油・石炭製品-2.7%が下位に並びました。内需も不動産業-3.6%、陸運業-2.8%と重かったです。

 

そのなかで、今日の物色は中小型株に向きました。

 

グロース250は+0.2%とプラスを確保。

個別ではTerra Droneが+13.9%、パワーエックスが+6.0%、GOが+2.5%、アストロスケールホールディングスが+2.8%とそろって上昇しており、グロース市場の主力どころが小型株全体を上に引っ張ってくれる、今後に期待がかかる形ではあります。

 

ただし、東証グロース市場の売買代金は800億円台半ばで-27.2%と激減しました。買われた銘柄は目立ちますが、持続性にはちょっと疑問符が残る、というのが正直なところです。

 

明日はトヨタ自動車、三菱重工業、ダイキン工業、三井物産、日本製鉄、イビデンと主力の決算が並びます。

為替がこれだけ動いた直後だけに、各社が想定為替レートをどう置いてくるかは注目したいところです。

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]