本日の日本株は、日経平均+4.0%、TOPIX+1.3%、グロース250+2.8%と大幅に続伸しました。

 

「なんで今日なのか」は事前には分からないもので、今週のイベントラッシュをすべてこなして、半導体株のラリーは来週からかなと思っていましたが、それが昨夕、米国時間から始まってしまいました。

 

イベント通過(日銀金融政策決定会合はノーイベント扱い)に加え、韓国株市場でレバレッジ解消がほぼ終わったという観測、米半導体株の急落で窮地に陥っていたヘッジファンドの救済、そして日米が足並みを揃える形(NY連銀はレートチェックを実施)でのドル売り円買い介入が加わり、半導体ラリーを加速させました。

 

半導体・データセンター・AI関連でストップ高が相次ぎ、キオクシア+17.7%、村田製作所+15.6%、太陽誘電+17.2%、イビデン+22.0%、パナソニックホールディングス+19.5%は引け一本値。

ソフトバンクグループ+13.8%とアドバンテスト+16.3%は一時ストップ高です。

 

ただ、9時半まででほぼ織り込みは終わり、日経平均は10時過ぎに+5.7%まであって、そこからはやや膠着と利食い売り優勢でした。

本日売買代金トップの東京エレクトロンがその象徴で、上期予想の引き上げを受けて+13.4%で寄り付き、見事な寄り天でそこがほぼ高値、引けは+6.2%でした。

 

全体としての物色は、こういう時はいつものことではありますが、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は39%/59%と、値下がり銘柄が半数を超え、半導体に資金が集まった裏で、内需とディフェンシブが原資として売られた形でしたね。

非常にいびつな形での上昇でした。

 

グロース250指数は、日経平均には及ばないものの、TOPIXの上昇率は上回りました。

中小型株ではリスクオンが素直に効きました。グロース市場の売買代金も前日比+26%と増えていますし、値上がり62%に対し値下がり29%と、物色が広がっていました。

 

個別ではフェローテックホールディングス+15.9%、日本電子材料+19.6%、QDレーザ+18.1%、ニッポン高度紙工業+17.5%、AIメカテック+17.1%、データセクション+13.8%。

宇宙関連もQPSホールディングス+10.7%、Synspective+8.6%としっかりでした。

 

こちらも雰囲気次第ではあるのですが、値動きは着実に良くなってきていると思います。

 

全体として上昇にもうひと伸びが無かったのは、今晩の米株市場を見たいというところと、そして引け後のキオクシアの決算待ちというのもありました。

 

キオクシアは本日ストップ高だったわけですが、出てきた数字はコンセンサスを下回りました。

PTSでは一時-13%まで下げ、+6%まで上昇したあと、今はほぼフラット。

1対3の株式分割と上限8,000億円の自社株買いも同時に出ていますし、決算の数字自体はコンサバなだけのような気もしますので、私は上方向で見ています。

何しろ雰囲気に左右される株であり、米韓のハイテク株の動向次第でもありますので、予断を持たず、来週月曜日にまた判断しようと思います。

 

今週もお疲れさまでした。

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]