始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容]

1)フロー動向

■投資主体別売買状況・現先合算(5月1週)- 海外投資家は2週ぶりに買い越し 個人は3週ぶりに売り越し

2)TOPIXリバランス

■TOPIX_5月リバランス(5/30)|公表5/11(未発表分FFW確定)

  • ターンオーバー片側91bp・5700億円

■TOPIX_6月リバランス(6/29)|公表6/7(未発表分FFW確定)

  • ターンオーバー片側93bp・6000億円

3) その他のインデックス・イベント

■MSCI 5月RB(5/31)|公表5/13(ファクターインデックス公表5/20)

  • Japan Standard指数では22銘柄の削除

■FTSE 6月RB (6/17)|公表5/-(NAREIT公表6/2)

4)主なインデックス・イベント一覧

 

1)フロー動向 

■投資主体別売買状況・現先合算(5月1週)- 海外投資家は2週ぶりに買い越し 個人は3週ぶりに売り越し

5月第1週(5/2~5/6)

海外が現物、先物合算で2週ぶりに買い越し。6週連続で現物を買い越し、円安進行を背景に買い基調が続いたとみられる。

財務省ベース非居住者との比較でも大きな違和感は無い。

個人は現物、先物合算で3週ぶりに売り越し、大型連休中で買いが手控えられ、6週ぶりに現物を売り越した。

主に年金動向となる信託銀行は2週連続で現物を買い越し、二営業日しかなかった事を考えると、それなりに買ったと言える。

同週の日経平均は米国株の不安定な動きにも関わらず、底堅い動きとなった。

2日と6日のみの取引となったが、週初2日はFOMC(5/3・4開催)を前に方向感を欠く展開。

5日の米国株の急落を受け、連休明け6日は売り先行も1ドル=130円台への円安進行が支えとなり、27千円台を回復した。

 

2)TOPIX リバランス

■TOPIX_5月リバランス(5/30)|公表5/11(未発表分FFW確定)

・7-9月決算銘柄FFW見直し(4/7公表、5/30RB-2)

・TOPIX FFW↓特定投資株(4/7公表、5/30RB-2)

  • ターンオーバー片側91bp・5700億円
  • 自己株消却では、HOYA(60億円)、小野薬(35億円)など計130億円相当

【ヒストリー】

5/9    相場環境は、米株↓、NT↓、V>Gで、通常であればリバランス・スプレッド(RB・SP)は大幅に逆方向かと思いきやフラット。

5/10  寄り後落ち着くとRB・SPは順方向の展開、V<G、NT↑もあり、引けにかけて順方向拡大。

5/11  朝方から順方向、後場順方向拡大の中、トヨタ決算↓vsソニー堅調↑で一段と拡大、RB・SPは4/27比でプラス浮上。

5/12  海外市況を受け調整色が強い中、相対的にV>Gとなり、RB・SPは終日逆方向、再び水面下に押し戻され逆方向で終えた。

5/13  V<Gリバウンド、NT↑、物産↓、ダイキン↓、SBG↑、東エレ↑など個別要因も重なり順方向の展開。

【金額上位(騰落率:4/27比】

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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