インデックス・イベント〜手引書(保存版)

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベント:公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベント:希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

⑦ETF分配金オペ:落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い。

⑧GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点

⑨織り込み済みは逆方向

⑩公的のベンチマークはフォローすべき

 

付録

東証の市場区分再編

東京証券取引所は、2022年4月に東証1部やマザーズなど既存の4市場を廃止し、新たに「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場体制へ移行。

21年 6月30日 移行基準日

    7月中   東証より新市場区分の判定通知

    9~12月 上場企業が新市場区分を選択し申請

22年 1月    上場企業が新たに所属する市場区分を公表

    4月4日  一斉以降日

GPIFの運用状況

アクティブ運用(左2019年度末32,058億円・右2020年度末32,885億円)

パッシブ運用(左2019年度末323,359億円・右2020年度末439,078億円)

 

インデックス・イベント〜手引書(過去記事:当時の詳細版)

21/6/6 インデックス・イベント手引書(その1)

今まで、データを中心に情報提供してきていますが、売買のタイミングが難しい部分もあり、このコーナーでフォローしていきたいと思います。

まず、直近のMSCIに関して詳しく見ていきましょう。

MSCIリバランスデータの公表は日本時間5/12の早朝、リバランス日は5/27の引けです。

リバランス全体のパフォーマンスは、5/11終値基準で測定すると、約7%となりました。

もっとも、この発表を受けて売買できたのは、早くて12日の寄り付きからなので、情報の確保が12日引けまでには可能だったとして、

12日終値から27日のリターンでは3.2%となります。

つまり、発表後、かなり早い段階でプレポジションが積極的に入り、発表初日でパフォーマンスのザックリ半分は食われてしまっていた※ことになります。

一方、終値で観測したパフォーマンスでは、21日+7.5%、24日+7.6%、25日+7.2%、26日+7.4%でした。

今回のケースでは、リバランス基準日の27日は逆方向であった為、手仕舞いのタイミングとしては、リバランス日の3日前が良かった事になります。

インデックス・イベントで難しいのは、手仕舞いのタイミングが一定ではなく、ケースバイケースである点です。

ただし、リバランス日の引けまでポジションを引っ張るのは得策ではありません。最低でも数日前までに半分はポジションを落としておきたい所です。

更に、の通り、折り込みに行くのが非常に早く、また、その規模も大きいと考えられ、このパフォーマンスのロスを回避するためには、事前の予想の基づいてある程度ポジションを構築しておく必要がある、となります。

もちろん、予想は外れる場合もあるので、確度の高い部分だけポジションをある程度取っておくことがベストな選択でしょう。

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インデックス・イベントのポジションの取り方

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

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(MSCIリバランスのパフォーマンス)

 

21/6/13 インデックス・イベント手引書(その2)

今回は、東証一部指定に関する話をしておきたい。

通常、夕方に一部指定が発表され、例えば6月中に指定された場合、TOPIX買いは翌月の最終営業日の前営業日となる。

今回発表されたメイコーは、TOPIX買いは7/29となるが、月曜日は一部指定を好感して買い気配スタートであろう。

ここで重要なのは、実需の発生は一部指定日では無く、あくまでも指数採用日の前日終値が基準となることである。

一ヶ月以上先の話であり、相当大きい日次倍率では無い限り、公表後の初日の寄り付きで買う意味が薄い。

15年ほど前になるが、ファストリが日経平均に採用された時、公表後は当然買い気配スタートであったが、二日目の日中に買い場があった。

これだけ大きいイベントでも押し目があったのである。

慌てて飛びつく必要はないし、そのまま上がってしまっても、次の一部指定を狙えばいい・・・という気持ちで臨みたい。

個別銘柄のイベント

『公表後の初日・初値買いは避ける』

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インデックス・イベントのポジションの取り方

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベントでは、公表後の初日・初値買いは避ける。

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具体例で行くと・・・

FTSE Blossomは②で進行中、ここからエントリーもありだが、③は常に意識しておきたい。

TOPIXの7月FFWリバランスは予想段階なので①のステージ、この手の予想は大きく外れないので、タイミングを見ながらエントリーしたい。

先日一部指定されたメイコーは⑤に沿って行動したい。

 

21/6/20 インデックス・イベント手引書(その3)

今回は公募イベントに関して話しておきたい。大まかな流れは以下の通りである。

㈠公募発表

🉂希薄化の規模にもよるが、株価は基本的には下落する。

🉁価格決定まで値段は押さえられている。

㈣価格決定は、条件決定期間の初日に行われることが暗黙の了解となっている(もちろん例外あり)。

㈤価格は、概ね3%ディスカウントで決定される(人気度により変動する)。

㈥公募株の配分が実施される。

㈦価格決定後は、安定操作もあり、株価が保たれる。

㈧TOPIX指数組み入れ基準日は、売却可能日の前日となる。

㈨MSCI(該当すれば)は、TOPIX基準日の翌日が基準日となる。

 

トレードに関しては、🉂で希薄化以上の下落があれば、買いを考える。

㈣㈤で、ある程度配分が読めるのであれば行動可能であるが、普通は難しいであろう。

オーソドックスな対応は、㈤㈥㈦でつなぎ売りで鞘を取る方法である。

また、指数イベントの規模が大きいのであれば、基準日に持ち越すのも有り。

尚、PO配分がない場合は、㈧や㈨での短期トレードとなるが、ケースバイケースでリターンが安定していない。

これらについては、その都度、解説して行く予定である。

個別銘柄のPOイベント

希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応』

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インデックス・イベントのポジションの取り方

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベントでは、公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベントは、希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

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21/6/27 インデックス・イベント手引書(その4)

ETF分配金オペが接近中である。これに関して一連の流れを確認しておきたい。

まず、ETFの分配金は、例えば7月に一回分配される。この分配金の原資は、構成銘柄の配当金その他収益から、

各種コストを差し引いたものと考えれば良い。

構成銘柄の配当落ちは3月、9月が大きいが、実際にハードマネーとなるのは、3ヶ月前後かかる。

つまり3月の配当は、6月の下旬にかけて現金として手にはいる。

各ETFは、トラッキングエラーを避けるため、配当落ちに合わせて先物買いを実行する。(これが配当再投資先物買い)

この配当落ちが発生した段階で、ETFの中身は、現物ポートと先物買い建てとなっており、

この積み上がった先物買いを解消する(売却する)事で、分配金を捻出する事になる。(一部はEFPで現物に入れ替える)

ETF分配金オペ

落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い

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インデックス・イベントのポジションの取り方

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベントでは、公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベントは、希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

⑦ETF分配金オペ、落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い

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21/7/4 インデックス・イベント手引書(その5)

今回は、GPIFのベンチマーク(BM)ごとの運用規模が公表されたので、それについてコメントしておきたい。

パッシブで消滅したBMはJPX400、S&P GIVI の二本であるが、これらは、スマートベータとして一時期流行ったB Mである。

正直、JPX400もTOPIXも大差はないという見方が多かったが、これらは、ESG系にシフトしたと考えられる。

また、アクティブ比率が更に低下しており、GPIFとしては、アクティブ(小型は増やした)は残しているが結局はパッシブがメインであり、特にESG系のウエートを引き上げようとしている。まだ僅かであるが、REITのパッシブ運用が加わったことも見逃せない。

このメルマガに関しては、パッシブイベントにどのように対応すべきか?が重要なテーマであり、パッシブ比率上昇はポジティブである。

また、S&P GIIVIに関しては、実態がなかなか把握できていなかったことから、この消滅もポジティブである。

尚、GPIFの動向は、その他の準公的の投資行動にも大きく影響を与えることから、公的全体としてパッシブ比率が上昇する可能性が高い。

加えて、ESG系のウエートアップも更に進行すると思われること、BMとしてREITの組み入れが始まっていること・・・が重要なキーとなる。

パッシブ運用において公的の存在は一段と強まっている。 

『GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点』

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インデックス・イベント〜手引書

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベント:公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベント:希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

⑦ETF分配金オペ:落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い。

⑧GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点

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21/7/11 インデックス・イベント手引書(その6)

今回のETF分配金オペでもそうであったように、市場に織り込まれている場合は逆方向に動きやすい。

ただし、ここで難しいのは、どれだけ織り込んでいるのかは、誰にもわからないということである。こればかりは、経験則で判断するしかない。

どのような小さいイベントでも、必ず捕捉されているということを忘れてはいけない。

『織り込み済みは逆方向』

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インデックス・イベント〜手引書

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベント:公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベント:希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

⑦ETF分配金オペ:落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い。

⑧GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点

⑨織り込み済みは逆方向

 

21/7/18 インデックス・イベント手引書(その7)

後で説明するように、GPIFはスマートベータ系のベンチマークは縮小傾向と言って良いであろう。

今回のRAFIも、事前にエージェンシーでのリバランスを実行していたと思われるが、今回、見た目上は木曜日一発の片側600億円のVGリバランスと減少、

来年には残高はゼロの可能性もある。MSCIスタンダード、JPX400、S&P GIVIが削減され、ESG、カーボンが増加傾向、REITの新規採用など、GPIFは3月末までも結構な入れ替えを実施しているが、2021年度でもまだ動かしている気配が濃厚である。資金の出入りはないのであるが、アクティブからTOPIXパッシブへ、とりあえず資金を動かしている印象。この場合、妙に末端の小型がしっかりしたり、NTが低下(相対的にTOPIX優位)、あるいは、公的が買っているなどの噂が出る・・・などの状況には気をつけたい。

手引書が①〜⑩まで揃ったので、次回は整理・まとめを行う予定である。

 『公的のベンチマークはフォローすべき』

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インデックス・イベント〜手引書

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

②リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベント:公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベント:希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

⑦ETF分配金オペ:落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い。

⑧GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点

⑨織り込み済みは逆方向

⑩公的のベンチマークはフォローすべき

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。