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【総評】    

投資主体別売買状況・現先合算(55週)-海外買い越し 個人売り越し

5月第5週(5/265/30)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が7週連続の買い越し(+6,300億円)、個人は8週連続の売り越し(-3,000億円)となった。

同週の日経平均は堅調。トランプ米大統領がEUへの関税発動を延期したことでリスクオンの地合いとなり、週間では800円の上昇。

海外は大幅に現物を買い越し(+6,200億円)。個人は反対に現物を大きく売り越し(-3,600億円)。指数が一時38,000円を回復するなか、海外買い越し、個人売り越しのいつものかたち。

信託の現物は1,000億円の売り越し。この週はTOPIXリバランス、MSCIリバランスがあり、ウエート調整売りは大きく実行できなかったと思われる。

 

GPIFの5月末の日本株ウエートは、おそらく25.5%ぐらいの着地となったと思われ、中央値25%からは0.5%程度の上方乖離となっていたことになる。

日本株のウエートを仮に0.5%引き下げることになるなら、GPIF総資産約250兆円x0.5%=1.25兆円の売却が必要となる。

しかしながら、各アセットとの相対的なウエートでもあり、価格変動の影響の方が大きいため、一気に売却をすることは考えにくい。

一方で6月第二週では先物ロールが本格化することもあり、その前にある程度ウエート調整売りを実行したいという意向が強かったであろう。

そうしたなか、6月第一週で日本株ウエート調整売りは、現物と先物を併用し総額で5千億円前後の売りとなった模様だ。

一連の調整売りと価格変動によって、足元では日本株ウエートは25%に近い水準となっていよう。

従って、SQ週では、ウエート調整売りは行う必要性は低いと考える。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

  • TOPIX 6月リバランス〜自社株消却中心に売り方向2,800億円。

主な売り銘柄は、KDDI(9433) 480億円、SOMPO(8630)360億円、SMC(6273)250億円など。

この続き:521文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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