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【総評】 

GPIFの新運用がスタート(12/7〜)している件が公表された。データによると、17運用機関・31口座で、アクティブ運用23本+パッシブ運用8本となっている。何回か触れてきているG Sの先物クロスは、この運用に絡むトランジッションだったと考えるのが妥当であろう。GPIFが公表した場合、その大半は既に運用開始されており、もう落ち着いた段階で発表してくるので、今後、派手な大口クロスは入ってこないであろう。

肝心な運用スタイルや運用金額が公表されていないのが残念である。やはり詳細は7月に公表される業務概況書待ちということか・・・。

もっとも、25%±8%のウエイト調整売りは淡々と実行してくると思われ、足元の相場レベルであれば、週に23千億円前後の売却は継続されよう。市場売買代金が5兆円を超過しているのであれば、この売り圧力はさほど大きくない。

https://www.gpif.go.jp/info/kikaku_unyou1_202312.pdf

https://www.gpif.go.jp/info/kikaku_unyou2_202312.pdf

 

また、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、同社の株式1839700株を売却していたことがわかった。柳井氏は1月15日〜22日に市場内で株式を売却した。9日の終値(3万9,710円)で換算すると、約730億円相当になる。

日経平均ウエイトキャップ観測日を意識した売りだった思われる。(個別銘柄で、日経平均内のウエイトが2024年1月末時点で11%超であると、2024年3月末の定期見直しで掛け目0.9が適用され、3月末定期見直しのタイミングで900万株の売り需要発生となる見込みであったので、その事態を避けるため。)

 

【1】現在進行中のインデックスイベント 

  • TOPIX 2月28日・月末リバランス
  • MSCI 2月29日・定期リバランス

【2】今後のインデックスイベント

  • FTSE  3月15日・定期リバランス
  • 配当再投資先物買い3/27~28
  • TOPIX 3月28日 ・月末リバランス
  • 日経平均定期入替え3/29

【3】スケジュール一覧

 

 

【1】現在進行中のインデックスイベント   

  • TOPIX 2月28日・月末リバランス

三菱商事、INPEX、信越といった三銘柄の売りで9割弱を占める。

見合いの買いは、先物メインとなろう。

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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