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【総評】
5月第3週(5/13~5/17)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が2週連続の売り越し(1,300億円)、個人は4週連続の売り越し(100億円)となった。
同週の日経平均は堅調。米CPIなどの重要指標を通過し、インフレ懸念が後退したことが追い風となるなか、海外は先物を中心に売り越し(1,700憶円)、特にTOPIX型への売り越しが目立った。
個人は現物を売り越す(1,200億円)一方、先物は買い越し(1,100憶円)。
信託銀行に目立った傾きは観察されなかった。(500億円買い越し)
大型の決算がほぼ一巡し、自社株買いが活発となったことで事業法人の買いが目立った。事業法人による自社株買いは今年度発表分で7兆円強となっており。このペースでいけば2023年度(10.6兆円)を超えてくるであろう。尚、公表された実施額は合計2,400億円余りで、これから本格化してこよう。
また、3月本決算に対する配当が実際に手元にくる時期となった。配当金の算出は、TOPIX発行済み株式数か浮動株ベースで考えるべきか悩む所であるが、ここでは、浮動株ベースで算出した。(実際には税金を考慮する必要もあり、その分は割引いて考える必要がある)。支払われる配当金額は5-6月で総額約5.5兆円となり、ピークは6月24日の週で3.3兆円、6月28日では約1.5兆円の支払いが予定されている。
【1】現在進行中のインデックスイベント
- TOPIX5月30日・月末リバランス
- MSCI 5月31日・定期リバランス(公表5/15日本時間の朝)
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- TOPIX5月30日・月末リバランス
全体は自己株償却(TOPIXパッシブ的には売り方向)がメインとなり、買い方向は見合い(売却分を買う)のTOPIX型となる。
TOBのローソンはFFWの低下に伴う売り需要であるが、年金系はすでにTOBで対応済み、投信ETF中心に実質200億円の売りとなろう。
リバランスは片側2,100億円となり、5月案件としては大きめとなる。
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