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【総評】    

投資主体別売買状況・現先合算(75週)-日経平均急落のなか海外が1兆円超の売り越し

7月第5週(729日~82日)の現先合算の投資主体別の売買は、海外3週連続売り越し(1兆700億円)、個人は4週連続の買い越し(4,700億円)。

この週の日経平均は大幅安。日銀会合の結果を受けて追加利上げ観測への警戒が高まると、円高株安の流れが加速、8月1日は900円安、翌2日は2,200円超の下げとなった。

地合いが悪化するなかで海外投資家は現物(5,500億円)先物(5,200億円)ともに大幅売り越し、前週の1.5兆円に続き1兆円の売り越しとなった。

個人は現物(+4,800億円)を中心に相場急落のなかで押し目買いが優勢となったもようだ。年金に大きな動きは観測されず。

 

足元の動きであるが、8/48/9の週においては、乱高下の中、年金のウエイト調整買いがジワリ入ってきていると思われる。

金曜日の立会外バスケットでは、それらしいクロスが観測されたが、金額的にはあまり大きくなかった。準公的はその仕組み上、運用は、12階部分と3階部分に分かれており、同様な金額で2本に分割されて執行されることが多いが、そうした感じのクロスであった。尚、同様な金額で先物クロスが入っていることから、EFPだったのであろう。

先物を買ったのは、月曜〜水曜だったと考えられる。

 

いわゆる公的年金(GPIF、地共連・・・)は、四資産(日本株・国内債・外株・外債)を概ね各25%のウエイトとして運用しており、日本株の大幅下落に伴い、調整買いが入りやすい状況にある。

想定ウエイトは21-22%まで下落しており、各資産とのバランスもあるが、公的全体で3-4兆円の買い余力と試算されている。

結果、今週は、ある程度まとまった公的買いが入ってくる可能性が高く、『妙に底堅い・・・』と感じる場面があるかもしれない。

各資産とのバランスがあるので、判断が難しいが、1兆円規模で買いがあっても驚かない。

前記の準公的と同様な手法を取るのであれば、まずは先物買いが走ることになろう。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

  •  TOPIX829日 ・月末リバランス

リバランスは金額で片側400億円と影響は小さい。気になるのは、新規採用のサンウエルズ(9229)、マクビー(7095)くらい。

この続き:896文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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