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【総評】
投資主体別売買状況・現先合算(8月3週)-ジャクソンホール前に薄商い、自社株買い継続
8月第3週(8/19~8/23)の現先合算の投資主体別売買は、海外がほぼフラット(売り越し-0億円)、個人は3週連続の売り越し(-700億円)となった。
同週の日経平均は堅調。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に週を通して方向感は定まらなかったものの、戻り基調は継続。
海外投資家は現物を大幅に売り越す(-4,000億円)一方、先物を買い越した(+4,000億円)。
個人は引き続き戻り基調のなかで利益確定売りが優勢(現物‐400億円、先物-400億円)。
薄商いのなか事業法人は+2,200億円超と買い越しが続いており、戻りを牽引した。
信託銀行は、現物買い越し+1,300億円、先物売り越し‐1,600億円となった。先物は大半が日経平均であり、年金以外の手口である。信託の項目はノイズが多く単純に年金の売買動向を表していないが、仮に現物買いが年金であったとしても打診買いの域を出なかったとなる。
尚、足元の日本株のリバウンドで、公的年金のウエイト調整買い期待は急速に低下、結局はほとんど買えなかった状態で、8月を終えた可能性が高い。『準備はしたが、買うタイミングを逸した・・・』といったところか?
四資産(日本株、国内債、外株、外債)のウエイト各25%は、大きくズレてはいない状態となっていると思われ、他の資産と比べて、日本株が大きく出遅れる場面がなければ、買いは無いと思って良いであろう。
【1】現在進行中のインデックスイベント
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- 日経平均定期入替え、リバランス日9/30
公表日に関しては、通常であればSQ週が本命だが、ファストリの売りを勘案し早めの公表となるだろう。
7月31日、ファストリ(9983)の日経平均ウエイトが10.4%と10%を超えて終えたことで、 9月末定期入替え時、株価換算係数3.0×0.9=2.7となる。
日経平均運用全体は、30,000ユニットと考えられており、ファストリの株数は90,000,000株であるが、適用後は81,000,000株となり、900万株の売り需要が発生。
足元の株価で4,200億円となるが、同時に実施される銘柄入れ替えも合わせて考える必要がある。
(以下、候補銘柄)
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