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【総評】    

投資主体別売買状況・現先合算(84週)

8月第4週(8/2630)現先合算の投資主体別売買は、海外が2週連続の売り越し(-2,400億円)、個人は4週連続の売り越し(-1,100億円)となった。

同週の日経平均は堅調。ジャクソンホール会議を通過し米利下げ期待から買いが優勢。エヌビディア決算を受けて乱高下する場面もあったが、週間では300円近い上昇。

海外投資家は現物(‐2,500億円)を中心に売り越し。

個人も現物(‐1,100億円)売り越しで、先物はネットほぼゼロ。

信託銀が現物2,100億円の買い越し(と先物+300億円)となり、月末にかけてリバランス買いが入った可能性がある。

 

足元、相対的に日本株の下落が目立っており、公的年金のウェート調整買いが入ってきている。

GPIFを筆頭とした公的年金は、日本株・外株・国内債・外債を概ねウェート25%を維持するような運用となっている。

8月の急落では、20%近くまで下落する場面もあったが、リバウンドで23-24%レベルまで回復している。

ここまで、ある程度の買いは実行してきているとはずだが、手元の計算では、あと1兆円前後の買い余力があると想定している。  

 

また月末にかけて、日経平均入替えイベントでファストリの売りに対する買いと、配当再投資の買いとで、先物で総額1.5兆円前後の買いが控えている。

買い方として期待されている公的年金は、主にTOPIXをベンチマークとしている事、配当再投資先物買いでは金額的にはTOPIX>NK225となる事、ファストリはNK225寄与度ナンバーワンである事などを考慮すると、パフォーマンスはTOPIX>NK225となりやすい。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント  

  • 日経平均定期入替え、リバランス日9/30

日経平均ウエイトキャップ適用で、ファストリ(9983)の株価換算係数3.0×0.9(掛け目)=2.7となる。日経平均全体の運用規模3万ユニット(みなし額面50円換算)内のファストリの株数は9千万株で、適用後は8.1千万株となる。900万株の売り需要。

除外:日本紙(3863)300万株、DIC(4631)300万株 

この続き:373文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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