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【総評】   

投資主体別売買状況・現先合算(22週)-信託3,800億円の売り越しだが・・・

2月第1週(2/102/14)の現物/先物を合算した投資主体別の売買は、海外が3週ぶりの買い越し(+1,900億円)、個人は3週ぶりの売り越し(-700億円)となった。

同週の日経平均は堅調。前週末の日米首脳会談が友好ムードとなったほか、円安進行が好感され週間では約362円の上昇。

そのなかで海外投資家は買い越し。個人は売り越しとなった。

 

年金動向を示すと言われる信託がTOPIX先物を中心に大幅な売り越しで、売り主体筆頭となった。

TPX先物で2/10ナイトセッションにて、7,310枚(5,000+2,310)≒2千億円クロスされており、売買高手口での該当証券は野村↔︎GSとなる。

今まで、何回も観測されているGPIFのオフショア口座のクロス商いで、国内口座売り⇒海外口座買い・・・と思って間違いないであろう。

また、過去、ナイトセッションを使用したクロスは観測されていない。先物売りから入って、そのカバーをするのであればデイセッションで事足りる。

よって、単純に年金売りと判断できず、国内パッシブ→オフショア口座経由アクティブの可能性が高い。結果、日本株ウエートにとっては中立となる。

GPIFは、2025年度以降の運用方針を策定中であるが、伝統的四資産のウエートに関しては、現状の25%を維持する可能性が高くなっている。

 

1】現在進行中のインデックスイベント

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

  • TOPIX_2月リバランス(2/27

売り方向の1,300億円。日立950万株、オリックス760万株、第一三共570万株など。

売り越しリバランスのため、買い方は、採用のGMOインタ、見合いのTOPIX買いとなる。リバランス規模が大きくないため、先物対応が中心となろう。

尚、月末調整分(20日公表)に関しては、買い方向で60件ほどで合計10億円未満と個別でも影響のある銘柄は無い。

 

 

  • MSCI 2月リバランス (2/28)

スタンダードの入れ替えは以下の通り。このほかに、株数変更などの調整がある。

日本株としては、1,000億円から1,500億円の流出となろう。

削除:コクサイエレ(6525)、三井化学(4183)、TOTO(5332)、ブラザー(6448)、東電HD(9501)、JRE(8952)、マクドナルド(2702)、しずおか(5831)、日立建(6305):(一日平均売買高の1~9日分)

採用:東京メトロ(9023):(一日平均売買高の3日分)

 

  • 先物ロール(SQ  3/14

 

  • 配当再投資先物買い(3/27・権利付き最終3/27

 

  • TOPIX_3月リバランス(3/28

 

  • 日経平均定期入替え(3/31

NK225ウエイトキャップ(1/31)観測日・・・ ファストリ(9983)のウエートは11.4

2025年1月31日時点のウエイトが10%以上であったので、キャップ調整比率を2025年4月1日から0.8に引き下げ

 

定期入替に関しては、

除外候補銘柄は、三菱倉庫(9301)、トクヤマ(4043)の除外。【確定】ファストリ(9983)のウエートキャップ適用売り

採用候補は、ベイカレント(6532)、SHIFT(3697)、売買差し引き見合いの日経平均買い

尚、ベイカレントは分割採用の可能性があり、注意したい。

(候補銘柄のインパクト予想)

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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