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【総評】     

 公的年金運用、株式比率の引き上げ見送り GPIF方針

2025年度以降のGPIF伝統的四資産のウエートは、現状維持で固まった。

今年に入ってからは、変更なしがコンセンサスであり、サプライズはない。

 

投資主体別売買状況・現先合算(31週)信託買い越し

3月第1週(3/33/7)の現物・先物を合算した投資主体別の売買は、海外が3週連続の売り越し(-4,100億円)、個人は3週ぶりの売り越し(-4,200億円)となった。

中心的な商いは、現物は公的買い、先物はレバETF買い

同週の日経平均は軟調。3月相場入りも引き続きトランプ関税リスクが意識され、週間で268円の下落。

そのなかで海外投資家は現物(-1,000億円)、先物(‐3,100億円)ともに売り越し。個人も現物(-4,300億円)を中心に大幅な売り越しとなった。

軟調な相場のなかGPIFの動向を示すといわれる信託銀が大幅買い越し(+5,200億円)。前週指摘した通り、やはり公的の現物買いがあったことになる。

信託の現物の買い(+3,300億円)は大半がGPIFなど公的の買いであろう。一方で、この週は、現金拠出型のレバETFへの資金流入が目立っており、ETFNK225先物買いが本来は投信で計上される数値が信託に計上されている。(信託の先物は買い+1,900億円)。

また、投信の買い(+3,000億円)も目立ったが、大半は日経平均型EFP現物買いで、当該EFP先物売りは投信計上分のETF先物買いで相殺されたと考えられる。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント  

  • MSCI(3/17)ゆうちょ(7182) 想定リバランス株数は買い3千万株

 

  • FTSE(3/21)

FTSEジャパンLarge

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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