火曜日の夜に、本格反騰はまだだから、小さめロングで我慢の相場でというコメントを致しましたが、頼りの米株市場が調整色を強めたことで、日本株はまた28,000円まで下がってきてしまいました。今日の日経の下げの半分は、ともに悪材料のあったファーストリテイリングとエーザイの下げの分ですから、実質は見た目ほどの下げではなかったと思いますが、それでも雰囲気は悪くなってしまいましたね。
TOPIXと東証マザーズ指数はまだ踏ん張ってる感があります。先週の木曜日から準公的の買いがパッシブ中心に入っているようで、それが中小型株を支えている感じです。実際今日はJPX日経中小型株指数はプラスでして、この指数は月初来も1.3%のプラスです。また、いい業績を発表したものは素直に買いが入って、大きく上げるものも目立ちました。日経やTOPIXのようなインデックスの下げにはどうしても影響を受けてしまいますが、中小型株においては上げってるものはついていく、下がっているものはじっくり買う、といったスタンスでいいと思います。もちろん、ファンダメンタルズがいいもの限定です。
現在の米株市場は、小売売上高が予想より強く、ミシガン大学消費者マインドは予想より弱かったということで、方向性に迷いが出ている感じの中、今は少し下げています。インフレがどうとか、金利がどうとかよりも、方向性が読めないという迷いそのものが、買いの手を引っ込めさせているという印象です。こうした感じはまだ続きそうです。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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