米株市場が弱かったことと、特に日経平均においては先週金曜日の上げが急だったこともあって、全般弱いスタートとなりましたが、日経平均、TOPIXともにちゃんと戻ってきて金曜日の終値を挟んでうろうろしたあと、きちんとプラスで引けました。コロナ関連で緊急事態宣言が出ているわけですが、過剰流動性相場の中、下がったら買いたい勢力はまだまだ強いわけで、押し目待ちに押し目無しの典型的な展開となりました。
米長期金利が引き続き上昇し、1.1%台まできてしまっているので、ひきつづきバリュー優位、グロース劣後の展開でした。米長期金利は1.25%がテクニカルでの上値の目途となっており、あるいはFRBが介入してくるのは1.5%を超えてからという見方もあって、とりあえず1.25%-1.5%辺りまで金利が上昇するまでは、バリュー株を持ちつつ、グロース株の買いは待つ、というスタンスをキープすべきと思います。
ところで、新電力関連銘柄群が1月5日辺りから急落しています。1月4日引け値から今日の引けまでで、グリムス(3150)-28%。ホープ(6195)-31%。
寒波襲来による電力需要増と、LNG在庫不足による電力供給不安で、JEPXでのスポット価格が、12月初旬の5~6円からこのところ150円越えまで急上昇しているためです。元々バイデン新大統領関連銘柄としてそこそこ高いバリュエーションまで買われていた銘柄群ですので、下がったとはいえ生半可なレベルで買うと痛い目にあいそうですが、いずれにせよ環境は長期的に続くテーマですので、いいところを選んで買いにいきたいと思います。全体感としてグロース株が不利な展開でもありますので、銘柄とタイミングは慎重に選ぶべきですが、狙っている銘柄が一つ。
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