1月5日のコメントで予測したとおり、米ジョージア州上院選挙の結果がともかく出たということで、リスクオンの買いでマーケット全体は大きく上げました。そしてこれも懸念したとおり、成長株はパッとしない展開になってしまいました。(TOPIX+1.7%に対し、東証マザース指数は-0.1%)

 

民主党が2議席取ったということからの金利上昇(米長期金利1%越え継続)により、昨日と同じようにバリュー株(金利敏感である金融業全般、景気敏感である鉄鋼、非鉄)が買われ、グロース株が売られるという流れが継続。昨日とちょっと違ったのはバイデン=環境という事で、再生可能エネルギー関連が大きく買い直されたところだたったでしょうか。バリュー株については後述しますのでそれはともかく、再生可能エネルギー関連は大きなテーマですので、長期的に持っておいていいところだと思います。

さて全体感ですが、昨日今日とバリュー優位、グロース劣後の動きが続きましたが、これはいつまで続くでしょうか?

これまでの一連の流れは、11月9日の夜に米ファイザーが開発中のワクチンが、臨床試験で新型コロナウイルスに対し9割の有効性が確認されたという発表から始まりました。11月10日にはマーケットの急伸と急激なバリュー買いグロース売り。このその強烈な動きのあと、その傾向は多少の揺り戻しのあと11月中旬まで続きましたが、11月末にかけてはグロース優位の展開となり、12月中旬まではバリュー優位、年末までグロース優位、そして今バリュー優位と、目まぐるしい動きをしています。金利と財政出動を睨みながら、増税の時期を気にしつつ、景気回復の時期がどこなのかを考えていると、バリューにしようかグロースにしようか、マーケット参加者がふらふらしているのがよくわかります。

ですがワクチンの接種が進みつつあり、ピークシーズンであろうと期待される冬はいずれ終わりということであれば、普通の生活が戻ってくるのはそう遠くの話ではないと思われます。過剰流動性が無くなるという心配が増えてくるまではマーケットも強く、そしてふらふらしながらもバリュー株優位の展開になっていくのではないでしょうか。

 

弊社が現時点でお勧めしている大型バリュー株は以下の9銘柄です。どれということもなく、全銘柄を少しずつ持ってポートフォリオとするのがお勧めです。全体感からの推奨ですので、各銘柄の目標株価は定めておりません。流れに乗れるうちはロング、終わればアンワインド、そういった種類のトレードとなります。全体としてTOPIXに対し10%程度のアウトパフォームを見込んでいます。そうした推奨ですので、推奨銘柄ではなく参考銘柄とさせて頂いております。ご了承ください。

 

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ポートフォリオマネージャーのコラム

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。エントリープランという位置づけです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.中小型株の中で、ある程度値動きが安定的で中長期的に大きなパフォーマンスを狙う株と、下値不安が少なそうでしかし何か材料が出てくればアップサイドが大きい株を中心にお伝えします。 3.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。]

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