先週金曜日の米株は強かったですし、今日は日本株も強くなってくれるだろうと思っていましたが、日経平均は6日連続安。

マクロ的なネガティブ要因はいくつもありますが、今日は特に中国恒大集団のニュースに振り回された感じでした。

 

岸田新政権に対する海外投資家の失望感も根強い模様で、日経平均(現物)が28,444.89円で引けた後、日経平均先物(大阪)は売られて28,230で引けるなど、現物は弱いけれども引けたら先物は買われていたパターンから、先物が更に売られるパターンへの変化は、海外勢が売ってるんだなーという印象が強かったです。

 

さて日経平均のレンジですが、弊社の見通しとしては9月初旬にコメントしたレンジを変えておらず、29,700円を基準に、下は27,700円ぐらい、上は、32,000円ぐらいとみています。

そういう意味では、ここから下のメドまでは3%ほどで、そろそろ買っていきたいレベルとなっています。

ただ、8日の安川電機の決算発表を皮切りに、決算発表シーズンが始まりますので、業績を確認したいという投資家も多いことから、買いの手はなかなか上がらないことが想定されます。弊社も実際数字を見てみて、日経平均の想定レンジを変えることもあるかもしれません。今のところは、買いなのですが、業績の数字を待ちながら慎重に少しづつ、といった感じです。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]