先週末に米長期金利は落ち着き、いい決算だった銘柄も目立ったことで、米株が高かったこと。
日経で26,500円より下では準公的のような大きな主体の買いが期待できそうということ。
といったことなどからの安心感で、本日の日本株は強かったです。
特に東証マザーズ指数は+3.7%と強く、ファンダメンタルズのいい個別株はさらに強いといった感じで、久しぶりに寄り近辺から安心して見ていられるマーケットでした。
しかし本日は月末ということで、月末評価上げのためのやや強引な買いも入っていたようです。どのファンドも今月のパフォーマンスは非常に悪く、とにかく今日の引け値を上げたい主体は多かったでしょう。
明日また強いようなら買っていけるマーケットになりますが、そうでなければ下を警戒しなければいけません。先述の大きな主体の買いは、下値では買いますが買い上がってはきませんので、あくまでもサポート役です。26,000円はサポートしてくれそうですが、まだ27,000円を買い上がっていく局面ではないですね。
The following two tabs change content below.
ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:米金融不安が少し増したが、日本株は小動き。ドル円が一時140円を割るもあく抜け的。短期リバウンドあるか。 - 2025年4月22日
- マーケット一言:FRB議長解任リスクによる円高で日本株は反落。東証プライム市場の売買代金は今年最低。 - 2025年4月21日
- マーケット一言:日本株の主要指数は続伸。東証プライム市場の売買代金は今年最低で盛り上がらず。中外製薬大幅高からのバイオ銘柄祭り。 - 2025年4月18日
- マーケット一言:日米交渉がややポジティブとなり日本株は反発。議題になったであろう防衛の関連株が強い。中小型株のいいマーケット続く。 - 2025年4月17日
- マーケット一言:日本株は反落。蘭ASMLの受注状況で下げを広げたが、公的年金っぽい買いで少し戻す。長期金利低下はいい傾向。カバー。 - 2025年4月16日