先週ウクライナで開戦となったあと、金曜日には経験則通り東京時間から上昇し、NY時間でも米株の強さに引っ張られて、日経平均先物は27,000円近辺まで上昇しました。(金曜日の日経平均の引け値は26,476.50円)
しかし週末に、西側諸国も大きな痛みを伴うのでそこまではできないんだなと思っていた、ロシアの銀行をSWIFTから締め出すという方針が固まり、そしてプーチン露大統領が核抑止力に言及するなどして、一気にまた雰囲気が悪くなりました。結果日経平均は金曜日と変わらずぐらいでスタートし。一旦は上昇したものの、今はヨーロッパ先物主導で下げに転じるという、ちょっと珍しい展開です。一番ダメージがあるのはとりあえずヨーロッパですから下げるのはもちろん分かるのですが、それに引っ張られるというのはそうそうない事態です。
そんな中、東証マザーズ指数は強く、+2.8%。金曜日に引き続いて買いが入っています。ショートカバーもあるのでしょうし、今日はファンド勢からの、月末の引け値を意識した買いも相当入っているようです。そうした特殊要因で上がっている部分もまだ大きいので、今日上がっているからと言って、あく抜けで買いとは単純にはならないのでそこは注意です。そうは言っても、ちょっと買ってみたいレベルではありますから、買うなというのではなく、買うのであればサイズに注意というところです。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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