ロシアによるウクライナ侵攻開始で、経験則の通りに本日の株は上がっています。

では、日経平均はウクライナ問題が大きくなる前のトレーディングレンジである27,000円~28,000円にすぐ戻るかと言われれば、とりあえず今日は休日前火曜日のレベル(26,500円近辺)まで戻ってきて、まずは一息といった感じ。ここから上下は、今晩の米株市場と週末のニュースフロー次第ということになりそうです。情勢が落ち着くようであればまた金利上昇懸念が再燃するでしょうし、落ち着かないようであればリスクオフと、積極的には買えない状況が続きます。

東証マザーズ指数が700ポイントまで回復というのも、状況的には日経平均と同じような感じですね。先日申し上げた、中小型株への買いは今日も入っているようですし、何よりショートカバーもありますので、今日の上げ幅は大きなものになっています。一方で、ショートカバーがあればこそというところもあり、腰の入った大きな買いがゆえという感じでもありません。今日は、戻りが遅いものを少し買うのはいいとして、下で買い下がっていたものは少し売り気味にしたりして、ポジション調整的な感じにとどめ、勇んで買い増しするとしても、その判断は来週まで待ちたいと思います。

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]