インフレ、金利高懸念によるグロース株主導の急落から始まって、今度はウクライナ問題。今年の株式マーケットは辛い時間帯が続きます。
ウクライナ問題(地政学的問題)はある程度読めるところもありますけれども偶発的要因も強く、これはあまり心配し過ぎてもしょうがないというか、ボラティリティが高くなるのでポジションを小さめにして、上下に大きくどちらもあるので、デルタもフラット気味にしてといった対応しかないですね。
そのウクライナ問題、今のところ露プーチン大統領のペースで進んでいる感じです。伊達に長期間に渡り権力の座にいないなという感じで、米欧の指導者は後手後手といった感じ。でも春になれば欧州の燃料問題がある程度軽くなるということで、その前に露プーチン大統領がどこかで手打ちをしてくれればいいかなという希望はあります。あるいは、実際に侵攻・戦争ということになれば、経験則としては株は買いになります。来月中旬の米FOMCで金利上昇あく抜け、あるいはグローバルの不確定要素の増大により利上げのペースを落とすといったいいニュースが出たりするのと同時期になったりすれば、鬱憤を晴らすような大きなラリーもあり得ると思っています。現段階ではまだ希望的観測にしか過ぎませんが。。。
ウクライナ問題が片付いたとしても、米長期金利が高止まりしているのは引き続き懸念材料で、グロース株はまだなかなか買いづらいです。ですがPERが100倍超えているようなものは別として、ちょっと高くて50倍だったぐらいなものは20-30倍まで下がってきておりまして、バリュエーション低下を十分に織り込んだものが多くなってきています。そうしたものの中からファンダメンタルズが良いものを厳選して、リサーチのコラムでは提供しています。ちなみに昨日、それから今日の朝10時ごろまでは、中小型株でクオリティの高いものには買いが入っていましたね。ただ打診買いのレベルに過ぎなかったようで、結局引けにかけて全般下げてしまいました。でもさすがにこのレベルでは売り圧力が減り、買いが入ってくるというのを見れましたのは、いい感触ではありました。
で、インフレに備えて何を買えばいいのかを考えるに、大型シクリカル銘柄に乗っていくのももちろんいい手なのですが、今日は不動産関連銘柄を一つ。弊社、上場非上場を問わず不動産業者さんと仲良くして頂いておりまして、旬な情報が多く入ってきますことから、不動産銘柄の推奨が多くなっていますのはご容赦ください。
【参考銘柄】不動産関連銘柄
中期経営計画が非常に意欲的。しかし経営陣は達成に自信を見せる。達成すれば現在の株価だとPERは3倍台。安い。
総配当利回り(配当金と株主優待を合わせた利回り)が5%近いのも魅力。減益でも安定配当を目指し、増益なら増配する方針のよう。
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