先週のビッグイベントだった米FOMCは、株価ボラティリティはありましたが結局行ってこいの展開で、指数的にはトータルであまり変わらなかったという感じでしたね。結果発表日は、6月、7月の0.75ポイント利上げに否定的だったということで米株は大きく買われ、翌日はでもやっぱりインフレ懸念というか、0.25ポイントじゃなく0.5ポイントなんだねという再意識というかで大きく下がりました。で、余計だったのがその翌日の雇用統計で、予想より強かったということでまたインフレ・利上げ懸念が大きくなり、米株は売られてしまって週末を迎えました。
そうした米株の展開と、今日引け後のロシア戦勝記念日イベント警戒で、本日の日本株は大きく下がってしまいました。引け後のプーチンの演説では特に何の新しい話もなく、何かポジティブなことを言ってくれたら大きくリバウンドするのになというかすかな期待は裏切られ、現在は米株指数先物が売られています。日本株は先に下がっていましたので、日本株指数先物ほぼ変わらずで取引されていますが、イベント通過で今日の夜に米株がリバウンドし、グローバルに株価は切り返すという展開はとりあえず難しそうです。
今週は、輸出企業がホントにどれだけの円安メリットを受けているのか、グローバルな景気はどうなっていくのかということを占う指標となるトヨタの決算が水曜日にあります。その日の夜、翌日の夜と、米CPI、PPIの発表も控えています。今週金曜日の決算発表ピーク日に向けて、身動きがとりづらい展開が続きます。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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