日本時間先週金曜日の夜に発表された米雇用統計がいいとこ取り(平均時給が予想より低くインフレ・金利高懸念後退、失業率が予想より低く景気悪化懸念後退)され、米株が堅調だったことにより、本日の日本株も強い展開となりました。
特に中小型株においては、先週年明け4、5日と昨年末高の反動で下げたのち、6日に落ち着きを取り戻したところ、3連休明けの今日から中長期勢(の買い)が帰ってきたということになるのか、大幅高となりました。指数の上げ(東証マザーズ指数+1.5%)よりも大きく上げる銘柄が目立ち、久しぶりに非常にいい雰囲気となりました。
ただ、東証グロース市場売買代金は先週金曜日より減少しており、本格的な買いが入ったというよりは、売りの薄い中で大きく値を戻したに過ぎないという感じも否めません。例えばこども関連や原発関連など、大きな材料が出ているのに全体としては迫力不足で、一部銘柄だけがストップ高レベルまで上がっているというような状況を見ますと、エネルギー不足感がどうしてもあります。
今週は木曜日夜に米12月CPIの発表がありますので、その前はまだ大きく動けないといったところでしょうか。弱い数字が出て、更にインフレ・金利高懸念が後退することが予想されています。ですがサプライズが無いとも限らないので、ここでは少しだけポジションを増やすにとどめ、金曜日以降に、流れに乗っていきたいと思っています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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