昨夜の米PMIが想定よりも強く、再びインフレ・金利高を意識するマーケットになりました。米10年債の利回りは上昇して4%に近付き、米主要株価指数は軒並み2%以上下げました。

3月FOMCで0.25%、5月で0.25%の利上げで打ち止め、11月で利下げに転じるかもという期待が、3月で0.5%かも、そうでなくても6月で更に0.25%で計0.75%になるかも、そして利下げはやるとして12月、というビューに変わり、少しショック的なマーケットになっていましたね。

 

本日はアジア株全般弱いですし、日本株も下げたのですが、円安の助けもあって米株の下げよりはマイルドな感じで済みました。中小型株も、先に上がっていた銘柄には少し買い疲れ感もあって下がるものもありましたが、新規買いは継続しているようで力強い上昇を見せるものもあり、それほど悪い雰囲気ではなかったと思います。

 

ここから0.75%程度の利上げはかつて想定していたことのあるレベルであり、全く新規のショックという訳でもないので、株式市場がいきなり大きな下げ局面に入るとは今のところ思っていません。今日明日の米株が戻るようであれば、再び日本株も少し買っていっていいと思います。ですがそのケースでもまだ材料不足ではあり、ここから本格的上げというのは難しそうではあります。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]