クレディスイスの経営状態が悪いのは昨日今日の話ではなく、それを証明するかのように2010年ぐらいから株価はただただ下がっていたわけで、腐ってもスイス第2位の金融機関が身売りというのは心情的にはショックではあるものの、業界の人間にとっては別に驚きはないという感じでした。とうとう来るものが来たなと。

ですので、昨年来の金利上昇がとどめを刺したというのが事実だとしても、金利上昇が他行全般にも与える悪影響の大きさを、クレディスイス破綻をもって計るというのは、少し違うような気がしています。シルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行と立て続けに銀行破綻がやってきましたので、それもこれからの連鎖破綻の懸念を増大させているわけですが、各々別々の個別事情があるわけで、現段階では全体的な金融崩壊の始まりということではないと思っています。もちろん、リーマンショックの時も、その序章となった前年のパリバショックの時点では予期できなかったわけで、一定の警戒はもちろん必要ですが。

 

週末にクレディスイスの方向性が決まり、今日はあく抜けで上がってもおかしくないとの期待もあったのですが、見事に裏切られました。特に、CTAなどによる売り圧力が終わった感があって、金曜日にせっかくいい上げ方をしていた中小型株が、今日はそれ以上に売られている感じなのは辛かったですね。ファンドがリスクオフで売りを余儀なくさせられている感じで、金融不安よりは、どちらかというとこうした売りによる下げが更にファンドの苦境を大きくし、それがまたファンドの売りを呼ぶような事態の方が怖いです。いい銘柄ほど売られる展開になりますので。。。

 

ヨーロッパ株は今のところ下げ止まり、主要指数はプラス圏での推移となっています。

欧米株が落ち着き、23日未明の米FOMCを無事通過できれば、そこからの上げは大きいという期待が出来ます。今はともかく待ちの姿勢ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]