先週金曜日に、大型株に買い疲れ感があって、今週はそろそろ中小型株の出番かとコメントしました。

実際今日の前場はそんな感じでした。日経平均は弱いところから先週比ちょい高ぐらいまで戻してふらふらしてましたし、中小型株は東証マザーズ指数こそちょい高ぐらいでしたが、個別銘柄は力強いものが目立ち、いよいよ中小型株に流れが来たかという感じ。

 

しかし後場は先週に引き続き大型株主導の展開となり、中小型株は東証マザーズ指数がついていっただけで、個別銘柄は足踏みのような感じ。それでも上げているのでまあいいと言えばいいのですが、日経平均の強さが際立つ需給(海外投資家の先物買い)マーケットが続き、すこしもやもや感も残りました。

最近の報道をみますと、3月中旬以降の上げのスピードが速すぎて、この波に乗れていない(あまり儲かっていない)投資家が多いのではないかというコメントをちらほら見ます。指数プレー主体の海外投資家だけが儲かっているのかもしれません。じっくり買いポジションを抱えて頑張ってきた個人投資家さんたちは報われていそうですから、それは良かったですね。

 

先週水曜日(5/17)に一つの上値メドとしてコメントしました、日経平均で30,700円から31,200円辺りというレンジの上限近くまで上昇してきました。そろそろと思いつつ、まだまだという感じのマーケットですが、ロングが足りないと思われる国内投資家がここからまだ買ってくるのか、売ってくるのか、注意深く需給を見ていきたいと思っています。

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]