先週金曜日の米株も強かったですし、その後週末に米国の債務上限問題で原則合意の話も出ましたから、ある程度大きい上げ幅は予想は出来ましたが、それでも今日の現物寄り前に日経平均先物が31,665円まで上昇したのにはびっくりしました。先週末の現物の引けが30,916.31円でしたから、+2.4%ぐらいの上げということになります。

 

ただ良くも悪くも、やはり先物でのショートカバーが中心のようで、寄ってからの現物はずるずると下がっていく展開となりました。それでも引け+1.0%は立派ですけれども、本当に強ければ、寄った後も上に突き抜け、一気に32,000円突破ということもあり得たはずです。現物の買い手は、上がってしまったのでロングが足りない分を渋々は買っていますが、本格的な買いにはまだなっていないようです。

 

これで今晩の米株が出尽くしで下がるようなら、一旦日経平均(と日本株)は少し調整を見せるでしょうし、それでもなんでも明日また強いようであれば、利食いで売っていた分も買い戻してロングを増やさないといけないぐらいの、本格的な上昇になる可能性が大きくなります。

 

今年の日経平均の高値予想を引き上げてくる証券会社が増えてきました。EPSの上昇を見込んでいるよりは、リスクオン気味なマーケットでフェアなバリュエーションを切り上げることで、(それからNT倍率が上がったことで)、高値予想が切り上がるというものです。バリュエーションをいじれるのが、ファンダメンタルズからの指数(と株価)予想の少し理論的に弱い部分ではありますが、なんにせよ、より上の高値予想が多数派となれば、自己実現的に株価は上がるものです。上げたからさらに上げる展開になれば、多少チキンレース的になるのは嫌ですが、ついていくしかありません。うかつなショートはしないようにしながら、注意深くマーケットを見ていきましょう。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]