寄り付きは強く始まりまして、昨日の変な需給も終わった雰囲気でしたから、今日は戻るかなと少しホッとしていましたところ、前場引けにかけてそこそこ大きく売られ、後場に少し回復して大引けとなりました。
月末(来週末)にかけて、先月末にあったような公的(GPIFなど)のリバランス売りが警戒されているところで、昨日発表された投資部門別売買動向で、額は小さいながらも海外投資家が11週ぶりにとうとう売り越し(現物は買い越し、先物が売り越し)になったことが嫌気されました。「外人が買ってる!」の需給相場でずっと上げてきていましたから、それはそうなりますよね。ただ売り越し額は200億円と非常に小さいですので、現段階ではその需給だけで売るというのはまだ早いと思います。
先物が売りということで、マクロ系のロングは利食いモードかもしれませんが、現物の買いは続いており、この現物の買いは腰の入ったものだと思われるからです。現物が売り越しになるのであれば相場の大きな転換点となるかもしれませんが、それは来週の売買動向の発表での確認を待たないといけません。
来週公的の売りはあるでしょうし、その翌週にはETFの分配金のための売りもありますでしょうから、需給が悪化しそうなのは事実です。ただ、大きく上げた個別銘柄は引き続き利食い売りモードとしても、相場全体が下げるのであればいい銘柄を安く買うチャンスとして考えるべきところと思っています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- 【参考銘柄】半導体関連銘柄 - 2024年7月26日
- マーケット一言:日経平均8日連続安、半導体と自動車弱い、グロース250指数強い - 2024年7月26日
- マーケット一言:米半導体株安、円高で日本株は大幅続落、日経平均38,000円割れでどうするか - 2024年7月25日
- マーケット一言:いいところなく全面安だが下げ幅は小さい、中小型株弱い、円高進行 - 2024年7月24日
- マーケット一言:半導体関連銘柄失速により、ほぼ変わらずだが日経平均マイナス、金融株と海運株強い、中小型株反発だが小幅 - 2024年7月23日