ロシアでのワグネル反乱は週末だけであっという間に一応の収束となり、ロシア政情不安でグローバルに株にネガティブなのか、ウクライナ問題解決方向でポジティブなのか、週末明けの日本株市場が注目されましたが、日経平均やTOPIXはリスクオフで売られた後は戻し、ふらふらした後に小幅安での引けとなりました。ドル円もほとんど動かなかったですね。結局のところ、アジア時間では消化できないニュースということで、今晩の欧米市場の反応待ちとなります。

 

割りを食ったのは中小型株で、東証マザーズ指数は-2.3%と大きく下げました。リスクオフとなると真っ先に売られるところですので、予測できないイベントでのこの下げはアンラッキーだというしかありません。ただ今回今月の大きなラリーの前の高値日(22/12/1)の引け値806.44を場中でも割らなかったのは、一応サポートがあったかなという感じで、すこしだけ安心材料ではありました。

 

東証プライム市場、東証グロース市場ともに売買代金は先週金曜日比で30%弱の減少となっており、売り込まれたというよりはどう動いていいか分からなかったという感じで、下方向のトレンドが出来たわけではありません。今晩の欧米市場、明日の日本株市場の動きを見て、今後の動きを考えていくことになりそうです。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]