介入警戒はありながらも、するすると145円台後半まで円安が進んだのを受けまして、今日の日本株は日経平均主導での上昇となりました。ただ東証プライム売買代金は3兆円と昨日より10%以上減少しており、現物に腰が入った買いが入っているわけではありません。上昇期待はありながらも、下方向警戒を解けないマーケットが続きます。

 

東証マザーズ指数は-1.0%と、昨日にひき続き中小型株は弱い展開となりました。指数が750ptという何となくの節目を昨日切ったからなのか、中小型株全般が売られていましたし、個別ではびっくりするほど下げるものも目立ちました。いい決算を発表しても出尽くしで売られるということはよくありますが、さすがにそこまで売らなくてもいいのではというところまで売られ、ストップ安で引けているもの散見されました。買いチャンスとなる銘柄もありそうでしたので、いいものがありましたらお知らせしていきたいと思います。

東証グロース売買代金は昨日より30%以上増加しておりまして、ちょっとしたセリングクライマックスを迎えているかのようでした。

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]