昨夜の米株はある程度堅調でしたが、エヌビディアなど半導体株が弱含んでいました。更にドル円も147円台まで円高が進んだということで、本日の日本株はやや弱いという感じでしたが、後場の売り崩し的動きにも耐えて日経平均は-0.1%とほぼ変わらず、TOPIXはトヨタ+4.0%と三菱商事+9.7%のおかげで+0.4%まで戻しての引けとなりました。東証プライム市場の売買代金は5兆円弱と商いは大きかったですが、あまり目立った動きはなく、決算関連銘柄以外は消化試合的な雰囲気もありましたね。

 

グロース250指数は-0.9%と売られてしまいましたが、ウェートの高い銘柄(GNI、カバー、ispace)の下げによるところが大きく、個別銘柄的にはまちまちといったところ。ただ、東証グロース市場の売買代金が2,000憶円越えで活況かと思いきや、QPS研究所の売買代金が一社で1,100億円超でしたので、それ以外の銘柄だけですと1,000億円割れ。今日はエネルギー不足な日となりました。

 

QPS研究所(5595)は連日の大商いで、2週間弱で2倍以上の上昇となっています。業態は少し違いますが、同じ宇宙関連、東証グロース市場のispace(9348)は同期間でむしろ下げています。そろそろispaceの方を少し買ってみても面白いかもしれませんね。

本日久しぶりの新規上場となったSOLIZE(5871)。IPO価格比+37.4%での寄り付きは過熱感なくまずまずで、その後ストップ高まで買われて引けたのは、グロース市場復活の狼煙と言っては言い過ぎでしょうか。中小型株全般の雰囲気は引き続き悪くないです。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]