先週金曜日夜の米6月PCE(個人支出)が想定通りのインフレ後退を示すもので米株が反発し、それを受け日本株も本日反発となりました。先週大きく下げていた分だけ上昇幅は大きく、日経平均+2.1%、TOPIX+2.2%となりました。東証プライム市場の上昇銘柄率95%となり、全面高でしたね。
明日明後日の日銀金融政策決定会合に関する大きなリークは週末になく、意図してリークしないのか、単に日銀のガードが固くなったのかは分かりませんが、会合後の動きが非常に読みづらいですね。日銀としては(金利政策のフリーハンドを増やすために)利上げは早くしたいでしょうが、まだ消費は弱いのでしづらく、円高気味なので(円安起点のインフレを気にした)利上げをしなくてもいいかもだが、しないと利上げの判断はドル円で左右されるのだなと憶測を呼ぶのも嫌だしと、日銀もなかなか判断が難しいところでしょう。
日本株のトレーディング的には、会合結果発表前に大きく下がってくれれば買いやすかったのですが、日経平均で38,500円近辺は上下どちらでも軽く動けるところですので、ちょっと悩ましいです。
今日の上げだけだと、まだ自律反発ぐらいですのでトレンド判断できません。とりあえず、38,000円割れのところは少し買ってみたいところと先週木曜日にお伝えしたものが、さっそく利益がのってきたのは良かったなというぐらいでしょうか。
グロース250指数は+1.9%と、上げましたがやや大型株より小幅となりました。いつものごとくこうした反発の時は大型株に遅れますので、この上げは立派なものでした。明日は順番的には中小型株のターンですから、明日更に大きく上昇することを期待しましょう。
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