日経平均 +1.2%

TOPIX +2.3%

TOPIXコア30 +3.0%

グロース250指数 +3.3%

 

今朝早くの日経平均先物は33,400円くらいで取引されており、昨日の現物引け(34,675.46円)より3%以上安く、今日も安い展開が想定された。

しかし、日経平均は寄り付きは小幅安くらい(34,122.35円)でスタート。銀行株などが特に強く、全体もジリジリ戻す。

10時半に内田・日銀副総裁の講演が開始。「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」という発言を受け、日経平均は11時前ごろまでに35,849.77円まで上昇。

その後は一進一退の動きとなったが、14時半から内田・日銀副総裁の会見が始まると、出尽くし的に的売りが出て、引けは35,089.62円。

 

銀行株などに買いが入り、TOPIXコア30が強かったということは、海外投資家の現物株の買いが戻ってきているということであり、フロー的に非常にポジティブです。

 

ドル円も147円台までの円安に戻ってきており、ファンダメンタルズ的にちょうどいい感じです。(会社業績予想でドル円の想定は145円よりも円高なため、145円より円安であれば、為替を理由にした輸出企業の下方修正はあまりない。そして160円より円高であれば当然インフレ懸念も少ない。)

 

今日も安ければもう一波乱を覚悟のところでしたが、日中の動きはやや荒かったとはいえ結果として+2%~3%の上昇は、ボラティリティが収まって普通のマーケットに戻ってきた感じですので、これも良い兆候です。

ドル円が落ち着き、ボラティリティが低下すれば、今月の日本株大幅下落の大きな要因である円キャリートレードの逆流が止まり、逆に復活することも考えられます。

 

警戒はまだ解けませんが、そろりと参加していい市場環境になってきました。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]