先週金曜日の日本株は、日経平均+0.6%、TOPIX+0.9%、グロース250指数+0.7%と、日中の変動は大きいながらも、やや落ち着きを取り戻しました。
週末には円キャリー取引の巻き戻しについて、9割程度、もしくはほぼ終わったというニュースが出てきたこともあり、ドル円は148円台まで円安が進み現在は147円台後半、日経平均も35,500円(金曜日の現物指数引け35,025.00円)と強含んでいます。
このままドル円、日経平均先物がここら辺のレベルで終わるようであれば、ドル円の安定と海外時間での先物売り圧力減少ということで、不安材料が一気に二つ消えます。
年金が更に買い出動する準備をしているという話も出てきています。
連休明けの明日以降の日本株は戻りを試す展開となりそうです。
36,000円の壁を超えると、安くで買えなかった機関投資家が慌てて買ってくることもありますので、更に上も狙えます。
ただ、前述の「円キャリー取引の巻き戻し」はヘッジファンドの円売り持ち高がほぼ解消したことを一つの根拠にしているのですが、引き続きそこには表れないポジションで大きいものは残っていると思われますので、まだまだ警戒は必要です。
13日の米7月PPI、14日の米7月CPI、15日の小売売上高なども、米景気後退懸念を悪化させず、利下げ機運を下げないという絶妙な数字が出てくるかどうかも注目されます。まだ米株発の株安の心配は通常より大きいです。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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