日経平均+3.4%、TOPIX+2.8%、グロース250指数+3.6%と大幅上昇となりました。

 

日経平均は

8/13 引け値36,232.51円 (前日比+1,207円)

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8/5 31,458.42円 (史上下げ幅1位、下げ率2位の下げ、-4,451円)

8/2 35,909.70円 (大きな下げ、-2,216円)

8/1 38,126.33円 (‐975円)

ということで、8/5の暴落分は今日までで完全に取り戻しました。

 

ドル円が147円で落ち着いているのが日本株に非常にポジティブですね。もう少し円安に振れた方がいいのかもしれませんが、あまり円安に大きく触れますと、また円高に戻る大きな動きがあるかもという不安を呼びますので、しばらくはドル円はここら辺が居心地いいのではと考えています。

 

日本株の需給としましては、年金が買いで動いたという話と、今日はまだ動いていないという話と両方聞こえてきますので、そこら辺の真偽は分からないのですが、いずれにせよ質のいい買いが朝イチから入っている感じでした。

今月の大きな下げの前は、日経平均の36,000円はそこまで下がったら買いというレベルでしたから、それ以下では機械的に買えるんですねといった買い方で、日経平均はジリジリと上昇していきました。

なのでというか、36,000円を何回かトライしてもなかなか抜けなかったので、やはりそこまでの買いだなという感じでしたが、引けにかけて綺麗に上に抜けていったのは、乗り遅れまいとした別の買い主体が出てきた感じですね。悪くないです。

 

ただ、今日13日の夜に米7月PPI、明日14日の米7月CPI、明後日15日の小売売上高と米経済指標が出てきますので、アグレッシブに買える主体は少なく、今日のところはここまでといったところ。それでも今日の上げ幅は立派でしたが。

明日以降の動きは米経済指標次第ということになります。動きは落ち着いていますが、まだ油断できないですね。

 

何もなければ日経平均で37,000円越えまではすぐ戻ってもおかしくなさそうです。

8/2の下げも埋めるべく、38,000円まで戻るのも勢いによってはありそうですが、38,000円以上では売り圧力が予想されますので、先回りの売りが出てこなければといった感じですね。

 

日経平均でのプレーもいいですが、中小型株の魅力も増しています。

 

今日少し面白かったのが、値上がり銘柄数比率をみると、東証プライム市場で81%、スタンダード市場で73%、グロース市場で81%となっていまして、時価総額が真ん中ぐらいものではなく、大型株か小型株といったはっきりしたところに買いが入っている感じでした。

TOPIXコア30指数(超大型株指数)が+3.5%で、グロース250指数が+3.6%であり、日経平均(+3.4%)、TOPIX(+2.8%)より上昇率が大きいというのも、そうした動きを表していますね。

グロース市場においては、まだ値動き激しい系バイオ株の大幅高が目立つものの、カバー+11.1%、トライアル+3.2%、GENDA+3.8%、エヌ・ピー・シー+5.0%と主力どころがちゃんと上がっていまして、きちんとファンダメンタルズが効くマーケットになっているのも好印象です。

暴落を経て需給も大きく改善していますし、大型株に対して今年のパフォーマンスはまだ出遅れていますので、今は中小型株でのプレーの方が、リスクリターンはいいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]