岸田首相が自民党総裁選挙に立候補しないというニュースが10時半頃に報じられ、それに応じて株価は余計な上下動がありましたが、終わってみれば日経平均+0.6%、TOPIX+1.1%と続伸となりました。

 

昨日までのいい雰囲気を持続して小高く寄りつき、利食いも出て少し下がった後、ニュースが出て支持率の上がらない政権が交代するということを好感して上昇し、次期総裁有力候補の石破氏、河野氏は金融引き締め派・円高容認派だという認識が広がってドル円が146円割れ直前までいくとともに株価も大きく下がり、引けにかけて落ち着いてきたのかドル円が147円まで戻ってくるとともに株価上昇と、値動きは忙しかったです。

 

ニュースが無ければ落ち着いた日になって、今後のためにはその方が良かったのですが、プラスで引けたので良しとしましょうというところ。

相変わらずニュースに反応して大きく動きやすいといったネガティブ面も感じさせましたが、そんなことがあってもドル円はきっちり147円という居心地のいいレベルをキープできたし、株価も上昇したというポジティブ面もあって、ネットしてポジティブという感じでしたね。

 

引き続き米経済指標待ちのマーケットは続きます。

昨日の米7月PPIは適度に弱い数字で、金利低下をはやして米株が強かったですが、本命は今晩の米7月CPIです。とりあえず数字を待ちましょう。

 

今日も中小型株には買いが入っており、グロース250指数は+1.9%と日経平均、TOPIXよりも大きく上昇しました。

 

カバー+0.2%、トライアル+0.1%あたりはやや元気が無かったのですが、今日はタイミー+12.8%が中小型株を引っ張りました。

好決算のポートが+22.3%、材料の出たアストロスケールが+14.5%と、いいニュースを素直に好感して株価が上昇するいい環境も続いています。

引き続き、中小型株に強気です。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]