米株が引き続き強く、また、ドル円が147円台の円安に戻ったことで、日経平均+1.8%、TOPIX+1.1%と日経平均主導で反発となりました。

東証プライム市場の売買代金が4兆円を割るなどやや閑散としたマーケットの中、相変わらず米株、ドル円だけで方向性が決まっているようなマーケットとなっています。

 

米株は金利低下を好感した上昇が続いており、ドル円はこれといった材料は見当たりませんでしたが、強いて言えば145円を下にブレークする円高をトライしにいって失敗したからか、あるいは実需のドル買いがあったとも言われていますが、ともかく円安に戻ってきますので、日本株には一定の買い安心感はあります。

一方でやはり日経平均の38,000円上は重くなるところで、今日は38,200円を超えるたびに叩かれて下がるといった感じになりました。雰囲気そのものはいいですので、基本上方向ではあるのですがね。

 

ともかく金曜日まではドル円次第の日本株というのが続きそうです。

 

そして今日も気を吐いたのが中小型株。グロース250指数は+3.7%と大幅高となりました。

 

日中の大部分の時間で先物がプレミアムで取引され、先物主導の上げでした。

また、フリー+8.0%、ライフネット+5.5%、サンバイオ+7.1%、GENDA+6.1%、ウェルスナビ+6.4%といった、あまり最近出番のなかった時価総額の高い銘柄が、素直に大幅高していたのが好印象でした。大型契約のニュースで今日もアストロスケールは+10.3%と大幅高でした。

 

今日の主役は何といってもタイミーで、売買代金1位で+13.0%。バリュエーションは安くはありませんが、何しろ高成長銘柄ですから、個人、機関投資家総出の相場になっています。この株を買いからプレーするか、この株の動きを指標にして他の銘柄で勝負するかは悩ましいですが、今一番注目すべき銘柄になっています。

 

引き続き中小型株全般に強気です。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]