今晩から始まる米大統領選投票を前に基本静かでしたが、3連休前からみて米株は上昇しているということもあり、日経平均+1.1%、TOPIX+0.8%と反発しました。

先週金曜日の下げが大きすぎた感があった割には上昇幅は小幅に留まりましたが、今年最大ともいえるリスクイベント前とあってはしょうがないところでしょう。

今日から東証の取引時間が30分延長されましたが、それで売買代金が増えるということもなかったように思えます。中身変わらず業務が薄まり、単純に労働時間が30分増えただけのような。まあこちらも米大統領選、米FOMC明けてからの判断となります。

 

トランプ氏有利と言われていたところハリス氏の盛り返しもあり、本当に分からなくなっています。

どちらになるにせよ動きは大きそうで、そしてだからとそちらについていくと翌日反動で逆だったりは良くあることですので、引き続き様子見で無理はしないところでしょう。

 

グロース250指数は-0.3%と冴えませんでした。

 

ただ全面安というわけではなく、カバー+5.6%、サンバイオ+2.1%、エヌ・ピー・シー+6.5%に対し、クオリプス-7.6%、タイミー-5.4%と主力株でも方向が大きく分かれており、その他個別銘柄も上下大きく振れるものが大きくあるなかで、指数はたまたまその下げ幅になっただけという感じ。

下げたなというよりは、バラバラだっただけという印象で、トレンドが出ないという意味では良くないのですが、一段安を警戒するものでもないという意味ではややポジティブでもありました。

 

リスクイベント中には中小型株は特に単純に振れ幅が大きくなりがちで、値動きにあまり意味を求めてもしょうがなさそうです。

良ファンダメンタルズ銘柄が大きく下げたら拾うだけ、今週はそうした動きの徹底ですね。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]