日経平均38,000円にはサポートがあるものの、特段買い材料がないなかでウクライナ情勢がやや悪化している分だけ売られ、日経平均-0.9%(大引け38,026.17円)、TOPIX-0.6%と下げました。

 

円金利高や円高、そして注目されていた米エヌビディアの決算は実績OK、見通しコンサバのいつものパターンでしたが、出尽くし感から時間外で株価が少し売られたことも嫌気されましたね。

 

買いのきっかけがありませんので、何かが出てくるまでは上下に振れながら下方向が続きそうです。

現在日経平均先物はまた38,000円を割っており、明日回復出来るかが注目されるところです。

 

グロース250指数は+0.7%と、中小型株は今日も強かったです。

 

ただ、指数の上げの3/4はクオリプス+14.2%、カバー4.7%、GNI+2.3%、BASE+7.0%、フリー+2.0%の5銘柄の寄与によるものであり、指数は強いが個別銘柄はそれほどといったような感じもありました。

個別銘柄の値動きを見ても、先行して上げてきた銘柄群は売り圧力があってやや冴えず、出遅れていた銘柄が上げていた感じで、循環物色という意味ではいいのですが、今回の中小型株相場の第1波が終わりつつある印象でした。どれを買っても儲かる的な相場は一旦終了かもしれません。

 

まあ明日が金曜日ということで早めの手仕舞いがあっただけかもしれず、そうであれば早ければ明日午後、来週初に、また次の波が始まるはずです。明日朝から上昇第2派が始まる可能性ももちろんあります。

少しだけ利食いモードでいつつ、次の買いのチャンスを逃さないように待つといった局面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]