昨夜の米経済指標は無難に通過しましたが、日本株は急ピッチの上げの後であり節目の4万円手前で利食い売りも断続的に出ているようで、日経平均+0.3%、TOPIX+0.1%とほぼ変わらずの小幅上昇となりました。
ハト派とみられる日銀の中村審議委員の会見がそれほどハト派ではなかったことを受け、150円割れの円高になった割には株は下がらず、上がらないながらも底堅く下がらないという状況でした。
下がらない日本株が逆にドル円を支えているような感じでしたね。今現在のドル円は150円を回復してます。
あまりセクター単位でどうこうという動きはなく、個別では電線株が引き続き強く、インバウンド系、ネットセキュリティ系も買われていましたが、今日はなんといっても暗号資産関連株の強さが目立ちました。
暗号資産推進派の人物が米証券取引委員会の次期委員長に指名され、ビットコインが史上初の10万ドル超えとなったことがきっかけです。メタプラネット+21.7%、セレス+12.4%といった大幅高でした。
中小型株はそうした暗号資産関連株に資金を取られてしまったのか、直近IPO銘柄や材料株系が大幅安となりましたが、グロース250指数は+0.1%と小動きでした。
カバー+5.1%、フリー+1.0%、BASE+2.3%など主力はしっかりしており、大型株相場から中小型株相場への循環はまだ起きていなくても、踏ん張ってはいます。
中小型株は引き続き、物色の順番が回ってくる待ちの状況です。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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