昨日の米株が弱かったのと、一時154円台まで突っ込んだ円高とで前場は売られましたが、週末ということでアンワインドがあったか円安方向の動きになると日本株も反転し、引けは日経平均-0.3%、TOPIX-0.3%と小幅だけ下げての終わりとなりました。

 

日経平均で38,000円は割らずにそこはちゃんと反発するのを確認できたのはポジティブでした。

 

「Switch2」の年内発売を発表した任天堂が売買代金1位の商いとなりましたが、株価は-4.3%と出尽くしで売られました。

大統領就任当日に、暗号資産を優先事項とする大統領令が計画されていると報じられ、メタプラネット+15.7%、リミックスポイント+13.5%など暗号資産関連銘柄が上昇しました。

 

グロース250指数は-0.6%と、中小型株は今日も弱い動きでした。

 

googleとの資本業務提携が引き続き好感されたnoteが、東証グロース市場1位の売買代金で+14.7%と大きく上昇しました。

注目していた2銘柄のうちククレブは今日も強く、売買代金2位で+13.3%でしたが、もう一つのグロービングは-1.3%と小幅に下げました。

どこまで行ってしまうのかTerra Droneが+5.2%と今日も上げました。

材料株やニュース関連銘柄は商いましたが、主力株は今日は静かでした。

 

アストロスケールが-14.4%(引け値594円)とストップ安となりました。昨日の引け値694円に対し、INCJがその持ち株1,700万株全てを569円でブロックトレードで売却したため、需給不安により大きく売られました。

来週月曜日はその569円近辺での攻防となるでしょうが、ブロックトレードの買い手の玉が解消されれば、また上昇軌道に乗ると見ています。ただサイズが大きいですので、時間がかかりそうですね。

 

大型株も、中小型株も、来週からのイベントを前にしてリスクオフでやや弱い動きでしたが、それなりに買いもあって下値不安はそれほどありませんでした。

日銀金融政策決定会合や米FOMCはある程度読めますが、トランプ次期米政権がどうスタートするかが本当に読みづらいですね。

ただ、下に行けばある程度のところで買えばいいし、上がるようなら買ってついていけばいいしと、シンプルな戦略が一番リスクリターンが良さそうで、そういう意味ではそれほど恐れるところでもなさそうです。

 

週末はゆっくりして、来週に備えましょう。

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]