本日の日本株は日経平均+1.2%、TOPIX+1.2%、グロース250指数+0.9%と上げました。

 

今週の日銀金融政策決定会合での0.25%ポイントの利上げの織り込みが進み、金利は逆にやや利回り低下気味、一方で為替は円高ぎみと、ばらついた動きになっていました。

セクター内での個別銘柄の動きにもそうしたバラつきが見え、指数のじんわりした上げ方や、東証プライム市場の売買代金が3.4兆円弱と少なかったことも加味しますと、今日の上げはトランプ米大統領就任前のとりあえずのショートカバー主導だったように思えます。

 

今日上げたからと言って、もう色々織り込み済みなのでこれからは上げていく、ということではないということです。

ただ、機関投資家は今晩のトランプ米大統領就任、大統領令署名での混乱を考え、まだショートポジションが多いでしょうから、何もなければ再度ショートカバーで明日大幅高ということもありそうで楽しみです。

一方、いきなり何かやってきて大きく下げる可能性ももちろんありますので、大きくポジションは傾けられないですね。指数をちょっとロングしておくとか、権利行使価格がだいぶ上のコールを宝くじ感覚で持っておくかぐらいです。

 

あとはファンダメンタルズがどうというよりは、明日のマーケットの動きに素直についていく。そんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]