一昨日ぐらいからもう「日銀利上げ決定」という報道がされて織り込まれていましたので、お昼の日銀金融政策決定報道前には先んじて上げ、そして決定報道が出たら出尽くしで下げるという、何ともな展開でした。

指数としてはほぼ変わらずで、日経平均-0.1%、TOPIX-0.0%で終えました。


引け後の植田日銀総裁の会見は、これほど織り込ませておけば今回の利上げによる暴落リスクはないと見ているのか、いつもと変わらぬデータ次第で緩和度合いを決めるというもので、当分次の利上げは無い的なリップサービスはありませんでした。さすがぶれないです。

ですので現在ドル円は154円台に突っ込む円高で、日経平均先物も少し売られています。


寄り前にはトランプ米大統領の米利下げ要求もありましたので、円高方向はやむ無しですが、150円程度までの円高であれば、トランプ政権無難な船出安心感買いの方が勝ると思っています。

トランプ米大統領は同時に原油価格下げにも触れましたので、日本経済にとって悪くはないですね。

今晩の米株市場が上げてくれれば、また来週、日経平均4万円突破からの上値チャレンジに入れると思います。


大型株指数が止まってくれれば出番がやってくるのが中小型株で、グロース250指数は+2.6%と大幅高となり、中小型株全般買われました。


主力株、値動き激しい系株も上げましたが、最近弱々しい動きを見せていた銘柄ほど上がっているような傾向も見えまして、救われた方も多いのではないでしょうか。

指数より個別銘柄の方が上げるという感覚のある、いいマーケットだったと思います。


来週この流れが続くのか、また違うトレンドになるのかは、週末リスク(トランプリスク込み)がいつもより大きく何とも言えませんが、雰囲気の良さは引き続きですので、上方向目線でついていきたいところだと考えています。


今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]