年が明けてトランプ米大統領就任や各国中銀の金融政策発表が済み、先週コメントした通り色々一巡しての今日から新たなマーケット期待としておりましたが、週末に米追加関税(対カナダ、メキシコ、中国)の発表があって、残念ながら下方向でのスタートとなり、日経平均-2.7%、TOPIX-2.4%となりました。

いよいよトランプ劇場の本格開幕といったところでしょうか。やや拍子抜けながらもなんだかんだそれほどドラスティックなものは出さないと思われていたところ、少々不意打ち感があった分だけ下げ幅が大きくなりました。

 

ただ、まだ各国とも米との交渉の余地はあるようでして、撤回なり緩和措置なりの余地があるため、今日のところは売りもできず買いもできずといった感じでしたね。

いつものごとく、週末の悪いニュースを日本株が一手に引き受けた後、米株動向(結局下がらないことが多い)待ちとなります。

 

ただ、こうした悪材料にそれほど反応してこなかったビットコインが、今回は10万5千ドル近辺から一時9万1千ドル台まで売られまして、リスクオフのセンチメントはいつもより大きそうなのは気がかりです。

今日の東証プライム市場の売買代金は5.6兆円まで増えてまして、これがある程度のセリングクライマックスになるのか、下落の始まりのサインなのかは明日での判断になります。

 

個別ではフジ・メディアが+14.4%と材料株のような動きをしているのが目立ちました。好決算のコナミが+14.1%と上げました。

オープンAIと合弁設立して新サービスを日本企業に販促すると発表したソフトバンクGが+0.5%と強含みでした。

追加関税の悪影響を大きく受ける自動車株が、トヨタ-5.0%、ホンダ-7.2%と大きく下げました。

 

グロース250指数は-1.3%と下げましたが、大型株指数よりは下げは限定的でした。

内需株の多い中小型株選好が戻ってきましたね。

しかし、東証グロース市場の売買代金1~10位までのうち上げた銘柄が8つもあるのはいいのですが、主力はタイミー+5.1%だけで、あとはレナサイエンス+26.7%、note+13.8%、TerraDrone+5.4%といった値動き激しい系が大半でした。

良ファンダメタルズ銘柄はやや弱いものが目立つ感じで、今日のところは中小型全般としてはそれほどいいマーケットではありませんでした。

明日以降の正常化が期待されます。

 

地味な銘柄ですが今日注目しておりましたのが、

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]