米FOMCをほぼ無風で通過し、安心感も漂っていましたが、日経平均38,000円の壁は厚いようで今日は超えることなく跳ね返され、日経平均は-0.2%の小幅安で引けました。

一方、植田日銀総裁のややタカ派的な姿勢と、上振れしたCPIにより円金利が上昇し、銀行株指数が+4.1%の大幅高となるなど銀行株が市場を引っ張りまして、TOPIXは+0.3%と上げての引けとなりました。月末に向けて配当取りの買いもありまして、TOPIX優位な展開が続き、TOPIXは7連騰となりました。

 

三菱UFJの+5.7%は迫力がありましたし、直近大型IPO銘柄であるJX金属も+9.6%と、上値は重いながらも買い圧力はしっかり感じられ、上昇基調は継続してます。

引き続きトランプリスクはあり、来週から月末にかけてはリバランスで個別銘柄の動きがガチャつく恐れはありますが、全体として買いで臨めるマーケットは続きそうです。

 

グロース250指数は+0.0%と、中小型株も指数としては小動きでした。

 

ニュースのありましたACSLが+14.9%、弊社注目のnote+7.8%、高市銘柄Heartseed+8.8%など値動き激しい系銘柄が賑わいましたが、主力はタイミー+3.8%、サンバイオ+4.5%に対しカバー-1.3%、フリー-2.6%などとばらつきまして、少し今日は中小型株に向いたマーケットではなかったようです。

 

来週からのまた仕切り直しとなりますが、配当取りの動きが続く来週はまだバリュー株中心の物色となりそうで、中小型株、特にグロース銘柄の出番は月替わりからかもしれません。

 

いいマーケットは続いていますので、じっくり構えていい状況を待ちましょう。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]