年度末にはセクター、個別銘柄の動きがガチャガチャすることがありますが、今日は嵐の前の静けさなのかといった雰囲気で、東証プライム市場の売買代金も3.8兆円弱と先週金曜日から大きく減少し、日経平均-0.2%、TOPIX-0.5%とエネルギー不足の中で小幅安となりました。

 

トランプ米大統領の発言により、関税発動で一部の国・地域が除外される見込みとなり、円安、株高でのスタートになりましたが、それでもなおある米関税政策の不透明感、トルコの政情・為替の不安定さへの嫌気や、もしかしたら一部ネット証券でのセキュリティ不安による売り圧力もあったのかもしれません。

 

米ヘッジファンドの株式取得が報じられた住友不動産が+10.5%と大きく上昇しました。他の大手不動産株も連れ高しました。

すき家店舗での異物混入が発覚したゼンショーが-5.1%と下げました。

銀行株は今日は売られ、セクターとしてワーストパフォーマーとなりました。

米関税政策懸念により、機械、鉄鋼、商社株も弱い展開でした。

 

ディーラーとしての感覚でしかありませんが、ソフトバンクGがボトムアウトしたような動きで、明日も強いようなら少し買いから入ってみると面白そうですね。

 

グロース250指数は-0.2%と、大型株指数と同様な下げ幅となりました。

 

今日もGNI-1.2%、タイミー-2.1%、カバー-2.2%に対し、フリー+1.2%、トライアル+1.2%、GENDA+3.5%といった感じで主力株の値動きはばらついており、特にトレンドといったものは感じられませんでした。

 

ネット証券発のセキュリティ不安により、FFRI+4.7%、デジタルアーツ+4.8%などネットセキュリティ関連銘柄が買われました。

好決算により、日本オラクルが+10.4%と大きく上げました。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]