トランプ米大統領によるパウエルFRB議長に対する強い利下げ圧力が昨夜も更に続いた結果、米金融市場はトリプル安(株安、債券安=金利高、ドル安)と”米国売り”的になって、金融不安が少し増していました。
しかし、日本株は昨日既に下げていましたし、一時140円を割る円高となりましたがあく抜け的になったことで売りが限られた結果、日経平均-0.2%、TOPIX+0.1%と終わってみれば指数は小動きとなりました。
東証プライム市場の売買代金は3.3兆円と、昨日より増えたながらも低調です。
24日からのG20、日米財務相会談を前に、身動きが取れないという感じですね。
グロース250指数は-1.3%と、中小型株も売られました。
主力や良ファンダメンタルズ銘柄は、このところの買い疲れ感だけでは済まずリスクオフ的に大きく売られるものも目立ち、また、ZenmuTech-21.5%、トヨコー-15.8%、フライヤー-12.0%といった直近IPO銘柄の大崩れもあって、昨日以上に個別銘柄プレーヤーにはキツイ日となりました。
ただ今日は、JPX日経中小型株指数は+0.3%となっていまして、中小型株から資金が逃げているのではなく、中小型株内でセクターローテーション(より内需、よりディフェンシブ)が起きていた感じですね。
個別銘柄の動きはいまだ読みづらく、引き続きプレーするのであれば指数で、そして中長期投資家の方は個別銘柄ゆっくり買い増しのスタンスを推奨です。
ドル円が130円台まで突っ込むと、次の下値のめどは137円、あるいは120~130円まで行くかもといった、より円高懸念の論調が増えてきました。アノマリー的には、逆に一旦円高が止まってもいいところです。
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