本日の日本株は日経平均+0.4%、TOPIX+0.1%と上げ、TOPIXは10日続伸となりました。

 

米FOMCを無風で通過した安心感があるなかで、AI向け半導体輸出規制緩和の話も出てディスコ+5.7%、アドバンテスト+3.7%など半導体株が上昇しました。

また、NTTによるTOBの報道があったNTTデータが+16.7%とストップ高したこともあり、日経平均の上昇幅がTOPIXを上回りました。

決算発表銘柄では、IHI+8.3%、日本郵船+4.6%、メルカリ+3.7%などの上昇が目を引き、今期減益見通しながら増配を発表したトヨタは下げはしましたが-1.3%にとどまりました。

 

トランプ米大統領が午後11時(日本時間)に初めての関税交渉合意を発表するとの報道があり、相手はイギリスとの見込みが伝えられていることから、欧州時間の現在株は強含んでいまして、日経平均先物も買われています。

どんな内容かが楽しみですね。

 

今日は関心が大型株に向かい、グロース250指数は-0.5%と中小型株は全般下げました。

 

カバー+3.5%、ispace+3.5%、Synspective+3.0%は上昇、タイミー-2.2%、クオリプス-4.4%は下落と主力株はまちまちでしたが、東証グロース市場売買代金1位がHENNGE-10.1%、その他売買代金上位でカウリス-9.7%、デジタルグリッド-6.1%、売れるネット広告社-7.1%といった感じで大きく下げるものが目立ちました。

 

ドル円がもうすぐ145円の円安傾向であり、明日も大型株中心の物色なって中小型株は少し辛いかもしれません。

ですが、主力株が買われていて流れとしては悪くありませんので、明日でなくても来週には期待が出来そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]