メジャーSQ終わっての上方向を見ていたところ、イスラエルによるイラン空爆からのリスクオフで、日経平均-0.9%、TOPIX-1.0%と続落となりました。

 

ただまだ攻撃&報復の数往復で済んで泥沼戦争化しないといった感じですので、下げは限定的でした。

日経平均の37,500円サポートも効き、10時半以降引けまではじり高な感じでしたね。現在先物もそこからまだ少し上がっています。

 

いまのところは、地政学リスクを最初に日本が下げで受け止め、欧米市場では何もなかった感じになって日本株翌営業日に戻す、といったパターンの可能性が大きいかなと思ってみています。

 

三菱重工+2.2%、川崎重工+0.8%、IHI+2.0%と、防衛関連は上昇しました。

原油価格高騰により、鉱業指数、石油・石炭製品指数も上げました。

トランプ米大統領の自動車関税を引き上げる可能性示唆により、自動車株が売られました。

 

グロース250指数は-1.5%と、中小型株も下げました。

リスクオフで中小型株が売られた、というよりは、利食いの絶好の理由にリスクオフが使われた、という感じでした。

 

ZenmuTech-6.2%、データセクション-6.8%、Terradrone-5.2%あたりが、そうした利食い売りの圧力を大きました。

一方、売買代金上位にタイミー+7.2%(決算を受け)、ELEMENTS+6.0%、ブルーイノベーション+1.9%、Heartseed+23.0%が入っており、中小型株の根強い買い意欲が健在でした。

 

今週末はいつものトランプリスクに加え中東リスクもありますが、無難に通過すれば、また来週はいい中小型株マーケットが見れそうです。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]