昨夜イランがカタールの米軍基地にミサイル攻撃との報を聞いた時にはどうなるものかと思いましたが、イラン政府の面目を保つためにイラン政府はちゃんとアメリカとイスラエルに報復したぞという形を作るためだけだったということで、本日イスラエルイラン停戦と相成りました。すこしまだ小競り合いは残っているようですが、それはまあ本筋ではないでしょう。

そんなこんなで有事のドル買い解除あり、ボウマン米FRB副議長の利下げ示唆もありで急激な円高(145円台)となりましたが、今日のところはリスクオンが勝って日経平均+1.1%、TOPIX+0.7%と反発しました。

 

半導体関連銘柄(レーザーテック+13.3%、ディスコ+4.8%、ソフトバンク+5.6%、フジクラ+5.7%、東京エレクトロン+3.6%)や金融株(三菱UFJ+1.7%、みずほ+2.6%)が上昇する、典型的なブルマーケット型相場となりました。

地政学リスクの低下により原油安となり、関連銘柄はINPEX-6.8%、石油資源開発-5.8%と売られました。

 

グロース250指数も+0.8%と上げました。

ただ、中小型株の個別銘柄の動きはいつも以上にばらついており、東証グロース市場の売買代金上位順に、QPS研究所+3.4%、ウェルネス・コミュニケーション+1.2%、FFRI+14.5%までは良かったのですが、その次からモンスターラボ-9.1%、ククレブ-16.0%、GNI-5.2%、サンバイオ-2.7%、Aiロボティクス-4.1%とマイナスが続きました。

 

まあ今日はリスクオンで大型株の日になるべき日であり、その状況で中小型株指数は大型株にそん色なく上がってますので、悪くなかったとも言えます。

ばらつきはありながらも良ファンダメンタルズ銘柄(弊社リサーチのコラムDX銘柄とも言います)は全体としてきっちり上昇していました。

中小型株のいいマーケットは、まだまだ続きます。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]